企業連携により、長野県産材を活用した地域適合住宅の供給と環境保全活動に参加し、地域ブランド「さきがけ住宅」を幅広く広範囲に提供し経営基盤の安定を図ると共に、地域に貢献しようとしています。
木造住宅といわれ、構造躯体に木材を用いても、部材の形状・寸法、配置方式、接合方法などの違いにより、軸組工法、枠組工法などに区別されます。
わが国で古くから親しまれてきた木造住宅は、図に示すような軸組工法によるものです。
この工法は、地域の人々が衆知を集め、長い時間をかけて、それぞれの地域の気候・風土などの自然条件はもとより、資源・産業にかかわる生産条件や文化・習慣などの社会的条件にも合うように工夫をこらして育成してきたものです。
軸組工法は、柱とはり、けた、土台等の横架材で骨組みを構成するのが特徴です。
なお、この工夫には、構造耐力上主要な部分にあたる壁のつくり方に、真壁造りと大壁造りとがあります。
真壁造りは、図に示すように、間柱の見込み厚さ(奥行)を柱幅より短くし、柱を壁面に露出させる方法で、柱が構造材と造作材を兼ねるものです。柱の樹種や材面の意匠的価値が重視され、日本間に適しています。
大壁造りは、間柱の見込み厚さ(奥行)を柱幅と等しくし、柱を壁面に露出させないため、柱は構造材としての機能を果たすだけで、洋間に適しています。
建物の外周壁などは、外面を大壁仕様とし、内面を真壁仕様とすることもあります。
木造軸組住宅
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